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ザブーム解散につき私が聴きまくったアルバム「フェイスレスマン」 [音楽]

前回は、私が聴きまくった、
ザブームのアルバム「THE BOOM」
についてでした。


今回の私が聴きまくったザブームのアルバムは、


「フェイスレスマン」

です。

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このアルバムは確か、
「THE BOOM」を聴きまくっていた時に新しく発売され、
友人が購入したので、これもまた、
友人にカセットにコピーしてもらいました。
(なんと、カセットは友人がプレゼントしてくれました、太っ腹。ありがとう。)


でもって、このアルバム家に帰り聞いてみると

一曲目 「いいあんべえ」
いままで、まったくもって聞いたことも無いような、
音、
異次元の世界、
当時の私には、というか今でも理解不能な曲です。
サイケデリックで
エスニック、独特な高揚感にあふれている。


二曲目「YOU'RE MY SUNSHINE」
歌詞が大人、
独特のリズム
まさに、ザブームの世界、当時の宮沢和史の冴え渡った脳内が垣間見える


三曲目「真夏の奇跡」
圧巻。

四曲目 「有罪」
おそらくこの人にしか作れないであろう曲。





とうまあこんな感じで16曲目の「つばき」(これがまた名曲)
まで続いていまして、


私は今まで聞いたこともない歌詞や、サウンドに、
もう、ドーパミンがでまくりでした。


特にこのアルバムは、ベストアルバム「THE BOOM」とは違い、
知的でクールな感じで、
ベストアルバム「THE BOOM」とは
違うかっこよさにはまりましたね。

ちょうど、私自身も思春期で、
ちょっとさめためで世間をみるようになってましたし。


このアルバムはアジアのとある王国を舞台に書かれているらしいのですが、 私はそれは、日本の事じゃないかと思っています。

王国、それは高度経済成長で行くところまでいったこの国、日本。 そう感じ取れます。


それを感じさせてくれる曲のひとつに、
「YES MOM!」という曲があるのですが
今でもこのアルバムの中にある「YES MOM!」という曲は
凄いと思っています。

というのも、
この曲、とんでもなく客観的に世間を見ている歌詞で、
割り切った感じで、たんたんと世相をのべていくいくポエトリーリーディング、
気づいているようで、
自覚していない、
日本人の生活の現状と
今後を予想をするかのような、
歌詞、


クールでアイロニー かっこいいです。





例えばこの曲の中の歌詞に
「うんと働き、うんと金を使う、 真空パックの社会人を生産しようとするこの国の目論見から、 欠陥商品のらくいんを押されたAは、 バンコクでちょっとしたビルをたてたんだって」


とあるのですが、
なんだか今の日本の労働環境なんか考えると、
ものすごい、
クールで知的でアイロニーにみちあふれていますよね、

優しさもあり、さめたところもあり、皮肉なところもあり、
人間性にあふれている。

ここが、ザブームのすごいところなんだと思います。

ほかにもこの曲には、名言、 また自分というものを失っちゃいけないんだ、 と思えるような歌詞がありますんで紹介しますね。
「資本主義の機関士気取りだったMは薬と過労で犬死しました。 取り残されるようにいつも走らされてきたから レールがあると、みんなつい走っちゃうんだ。」

「才能は枯れたと思い込んだFは自らの命を絶ちました。 果たして、彼をあのビルの屋上までエスコートしたのは誰だったのでしょうか?」
などです。


とまあ、1曲、1曲書き出すときりがないんですが、

このアルバムの歌詞はけっこう奥が深いですよ。

今考えると、宮沢和文が色んなところに旅に行き、
かんじた事を元にその根本はうしなわないまま書かれた曲のような気がします。

当時は、歌詞の意味は分からず、
とにかくとりつかれたようにききまくってましたが、
今、じっくり歌詞を聞いていると、
ちょっとではありますが理解できるようになっています。




みなさんも、ぜひ歌詞の意味を読み取りながら、
聞いてみてくださいね。
このアルバムのすごさが分かると思います。

次回は、私が聞きまくったアルバム3枚目を書きたいと思います。

それでは!!


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タグ:THE BOOM
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